ウェーバージャパン、ジェイソン代表に今後の戦略についてお聞きました。／weber (ウェーバー) 正規輸入代理店「ELG」

2023-05-31

ウェーバージャパン、ジェイソン代表に今後の戦略についてお聞きました。

曇りから晴れ間が出てきた5月下旬、
木曜日の朝10時、ウェーバージャパンをご訪問させて頂きました。

目的は、シンガポールのウェーバーアジアのトップで日本の代表である、ジェイソンさんに今後の日本での戦略について、取材させて頂くため。

ジェイソン代表は、日本チームと打合せを行う為に四半期に一度定期的に来日されているとのこと。パッと見、ITベンチャー企業の社長？と見紛うような風貌と話し方。

ご出身のオーストラリアでのお話を聞くとBBQ大好きであることが理解できました。
オーストラリアでは、ほぼ全ての方がウェーバーを保有し、しかも、それぞれが2-3台持っているのが普通とのこと。日本市場はもっと伸ばせそうです。

まずは、日本市場と今後の事業戦略についてお聞きしました。

■　日本の市場についてどうお考えですか？

アジアにおいて、日本のバーベキュー市場は最も成長が期待できる要素の一つであり、現在当社最大の市場となっています。
既存のバーベキュー文化があり、日本の人々は丁寧に作られた高品質な製品に対して強い親近感を持っており、ウェーバーはそれを消費者と共有して行きたいと考えています。

■　日本の規制やライフスタイルについてどう感じていますか？

日本のご家庭でも、バーベキューパークでも、既に多くのウェーバーを見かけるようになりました。
加えて、屋外のキャンプやグランピングシーンでも、すべての人に素晴らしい体験を提供し続けたいと考えています。

お客様が一人でもグループでも、木炭、ガス、電気など、燃料に関係なく、できるだけ簡単でおいしい方法で、ウェーバーを使って料理が楽しめるようにサポートしていきたいと考えています。

■　製品レベルではどんなお考えをお持ちなのでしょうか?
私たちは革新的で刺激的な製品を沢山持っており、それらを世界中の皆様と共有し続けたいと考えています。

チャコールグリルでは私たちは新しい調理方法を模索し続け、何年も前にウェーバーが始めた象徴的なケトルのやり方を完璧に仕上げる一方、ガスグリルの販売、更に電気製品、特に数年前に日本で発売したパルスについても開拓を続けています。

【weber70周年記念として特別に発売された商品、既に売り切れとなっています】

近い将来、エキサイティングな製品が登場します。世界中で好評を博している新しいポータブルガスグリルを日本の消費者に共有したいと考えています。
このグリルは頑丈なデザインに関わらず、グリルした後に折りたたんでコンパクトに保管できるため、どんな家にも素敵なアクセントとなります。持ち運びも便利なため、アウトドア愛好家にも最適です。

非常に多用途で、友人や家族と体験を共有したり、どこに行っても自分で料理をしたりするのに最適です。

▪️ 発売時期など詳しくは教えて貰えなかったのですが、後から検索してみたら、こんなウェーバー製品を見つけました。

もし、こんなweberが日本に上陸するならば、素敵ですね^ ^

次に、教育事業であるグリルアカデミー、レストラン事業であるウェーバーパークについてお聞きました。

■　グリルアカデミーについて教えて頂けますでしょうか?

グリルアカデミーには、友人グループ、個人、企業グループ、学びたい人、地元の人、訪日旅行者、スタッフなど、多くの方々に通って頂いています。
私たちにとって重要なことは、人々が楽しんで参加し、ウェーバースタイルのバーベキューを学び、それがどれほど簡単で料理がどれほど美味しいかを知って貰うことです。

常にユーザーが求めるように改善し、提供することを目指しています。調理だけでなく、製品メンテナンス、調理スタイルに最適な付属品、その使用方法について、さまざまなクラス（初心者から専門家まで）を用意しています。

体験をパーソナライズし、チームのサポートを受けながら楽しく参加できるプライベートイベントをご用意しています。

■　日本にウェーバーパーク(店舗) をオープンする予定はありますか？

私たちは、日本およびアジア全域で誰もがバーベキューを体験できるよう、さまざまな方法を常に検討しています。既存のBBQパークの店舗をサポートするか、ウェーバーパークの店舗をオープンするかに関わらず、すべてのお客様が可能な限り最高の体験をできるようにしたいと考えています。

最優先事項と現在の焦点は、既存のBBQパーク店舗がウェーバーを活用して顧客に素晴らしい体験を提供できるようにサポートすることです。時には、教育・トレーニングを行い、時には人的支援を行い、時には備品・アクセサリーの提供なども行っています。

■　日本の小型ボンベ用プロパンガス供給システムについて感想があれば教えてください。

当社はすべての国のガス規制を尊重し遵守し、パートナーである ELG と緊密に連携し、日本中の人々に安全なガスへのアクセスを実現するために日本全土に強力な全国ネットワークを維持し続けています。

又、電気グリルや炭火グリルといった代替グリルのオプションを提供することも重要な任務と考えています。

■　ELGでは小容器プロパンガスの取り扱いに関するセミナーも行っています。
https://www.elg-inc.jp/contact-seminar/

昨今、キッチンカーやキャンピングカーの急増とそれに伴うプロパンガスの需要の増加も見られました。
プロパンガスボンベを使用する上で、ガス販売業者からの距離を定めた以前の規制(30分ルール)など、燃料源としてプロパンガスを使用したい多くの方々にとって不便だったことも承知しています。

有難いことに、これらの障壁は、影響を受ける多くの人々にとって軽減されてきています。

取材を終える頃、どうにもいい匂いがして来ました。