2016-03-28

アメリカのBBQ熱について(前編)

近年、大人気のBBQ。
日本では、何かのイベントやキャンプなどのときに、みんなで集まって年に数回行う…というイメージのBBQですが、本場アメリカのBBQ熱はそんなものではありません。
アメリカではBBQはまさに「楽しい我が家」の象徴。
今回は、BBQの起源にさかのぼり、BBQの秘めたる魅力に迫りましょう!

BBQの歴史は諸説あるといわれていますが、16世紀の大航海時代に始まったとも考えられています。
BBQの正式な英語表記は、「barbecue」。
元々は、スペイン語で「丸焼き」を意味する「barbacoa」という単語に由来すると言われます。

入植者であるスペイン人が行っていた「丸焼き」に、ネイティブアメリカンが伝授した肉をじっくりと調理する「燻製」という方法を補い、できあがったのが、BBQの原型です。
スペインからの入植者の文化とネイティブアメリカンの文化が融合したBBQ。
これこそ、まさにアメリカという国の起源そのものだと言えますね。

このような歴史からもわかるように、アメリカのBBQでは、分厚いお肉を使い、フタをしてじっくり焼くのが基本です。
本場アメリカのBBQは、ただの「野外での焼き肉」とは、一味も二味も違うのです。

※出典 日本BBQ協会 下城会長資料画像より

とは言うものの、このBBQ、実は、州や地域によって、調理法もソースの種類も様々です。
日本でいう「おふくろの味」のように、それぞれが、ふるさとの味、家庭の味を持っているのですね。
ただ、日本と違うのは、「おふくろ」ではなく、「お父さん」が主役だということ。
BBQの進行役に当たる「ピットマスター(=pit master)」は、たいていの場合、お父さんが務めます。
ピットマスターの役割は重要です。
肉の焼き具合、味付け、分配、火加減…。
家族みんながBBQを楽しめているかどうか、常に心を砕かなければなりません。

そんな本場BBQ大国アメリカのお父さんたちも大喜びしそうなガスバーベキューグリルが「weber」ガスグリルです。
火加減の調節もつまみ一つでとても簡単。
後片付けに悩まされることもありません。
煙や臭いが出ないのも、ご近所との距離が近い、ここ日本では、非常に魅力的ですよね。

アメリカのお父さんたちは、一軒家を建て、庭を造ると、決まってBBQスペースをどこにしようか頭を悩ませると言います。
BBQという一家団欒の時間を大切にすることで、親と子の絆、兄弟姉妹同士の思いやり…といった人間関係や子どもたちの人格形成の礎となる重要な事柄を伝えようとしているのです。
BBQについて考える時間。
それは、イコール、家族について真剣に向かい合う時間にほかならないのです。

「たかがBBQ、されどBBQ」
さあ、日本のお父さんたちも、「weber」で家族とかけがえのない時間を過ごしましょう!

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